Recordのオーディオストレッチがカンタン過ぎて驚くのと、音質がよすぎて感動する話だ。
9月に発売が予定されているPropellerheadのRecordのベータテストをやっている。
Line6のPOD/BASS PODが内蔵されているのが、個人的にはすごく楽しい。
モデリングされているアンプはギター、ベースそれぞれ3つ。Guitar RigとかAmpliTubeにはそりゃあ劣る数だけど、音自体はけっこういい。
さて、本題。
公式サイトのデモを見てもわかるとおり、テンポチェンジにオーディオトラック全体が追随するのがめちゃくちゃすごい(このビデオもめちゃくちゃおもしろい。興奮する)。
SONARとかなら、録音したデータをタイムストレッチするためにグルーブクリップという機能があるんだけど、そんなのは相手にならないくらい手軽。クリップに手をつける必要がまったくないんだもの。
ということで、ほんとはBPM170の曲を弾けないので130で録音、それを170にしても音質は変わらないというデモ。ギターが下手なのはいつものことなので不問にしてください。
このテのタイムストレッチを行うと不自然になる、具体的には変なフランジサウンドになったりする(一部の音がだぶって聞こえたり)んだけど、それは皆無。とっても自然。びっくりした。
なんといっても、トランスポートでテンポを変更しただけでここまでできれば、楽器の練習・録音もけっこう楽にできるんじゃないですかね?
ギタートレーナーみたいな機材があるけど、それの進化系といってもいいんじゃないかと。
なお、Recordは、オープンベータなので誰でも参加できるけど、手続きがちょっと面倒。Record Open Betaのダウンロード手順を参照。Inviteコード(招待状みたいなコード)が欲しい人は連絡ください。いくつかあまってます。コードがあれば、手続きが早く終わるっぽいので。
なお、Recordは同社のReasonとの組み合わせでより使える音楽制作環境になる(Reasonの楽器・エフェクターがビルトインされる)。他社製プラグインが使えないのは痛いけど、これはこれでけっこういいんじゃないかなあ。安定しそうだし。
ただ、現時点では重い気がする。メモリ使いすぎ? 同時に起動しているアプリケーションの切り替えがものすごく遅い。ヘルプの表示もすごい時間がかかったりする。Core 2 Duoの2.4GHzでメモリ2Gバイトで試しているんですが。Reasonほど軽くないのは確か。ベータ版だから、というのに期待。製品版ではなんとかなってるといいなあ。
おもしろそうだね、これ。
タイムストレッチは魅力的。基本的に「ノリを大事にするから、気合いでスピード合わせて弾く!」とは思うが・・・楽曲の質を高めるためには、テンポ落としてカチッと演奏もありかなと。テンポの伸縮楽そうなので、使えるかも。
PODいいね。ハードのPOD信者なので、興味あるなあ。PCでエフェクト処理すると考えれば、いかにギターやベースの楽器の生音をクリアに録るかってことが重要だと思うんで、PODで十分だと思う。まあ、アンプにこだわるなら、PCに取り込んだ後にアンプかけてもいいんだよね?ハードでやる、リアンプのイメージで。
おもしろそう。どんどん情報をください!