Sony Creative SoftwareのSound Forgeという波形編集ソフトがある。
現在はSony Creative Softwareのソフトウェアだが、以前はSonic Foundryというメーカーだった。Sonic Foundryは、Sony傘下となり、現在はSonyブランドで発売されている。ACIDやVegasなどと同じメーカーだ。
で、そのSound Forge。ここ数年のバージョンでは「ボーカル消去」というエフェクトが搭載されている。いわゆるカラオケトラックが作成できるものだが、オプションで「ボーカル消去」の逆、つまりボーカルのみを残すという設定がある。画面では「Keep vocal only」となっている。
できた音を聞くと、センターに定位している音を残す、といったほうがしっくりくる感じの効果になる。ボーカル以外のドラム、ベースなどがけっこう残る感じだからだ。一方、ギターパートなどは左右に振ってあることが多いため、思いのほかうまく消えてくれているといった印象。
さすがにローランドのR-MIXほどの効果ではないが、Sound Forgeのエントリーバージョン「Sound Forge Audio Studio」にも搭載されている(はず、たぶん)ので、一度試すことをおすすめしておく。
Sound Forge Audio Studio 10 概要
上記の公式サイトの情報では、こうある。
独自のカラオケ トラックの作成
Sound Forge Audio Studio 10 ソフトウェアにはボーカル消去プラグインが含まれています。 ほとんどの楽曲から簡単にボーカルを取り除いたり、曲からリミックス用のボーカルを抽出したりできます。 ボーカル消去プラグインには、さまざまなジャンルやボーカルの種類に対応したプリセットが含まれています。
価格は10,300円。もちろん、ほかの機能も強力。同種のソフトでは追随するものはないくらい。オーディオ編集が必要なら持っていたほうがいいという感じです。