4月にProfessionalが出たSinger Song Writer(SSW)だけど、続いて下位バージョンのStandardが登場。発売は7月2日だそうだ。
「Singer Song Writer 9 Standard」
Professionalは高すぎ! Standardはその点、なんとか購入できそうな価格。DAWとしての機能はSONARやCubaseから比べると残念な感じだけど、MIDIデータ入力、というか伴奏作成の手軽さはSSWのほうがいまだにだいぶ上。オーディオの録音・編集やミックス作業はSONARなどでやるにしてもバックトラックはSSWで、なんていうスタイルはまだまだ有効な気がしている。
なんといって、SSW 9 StandardはReWireのホスト&クライアントに対応しているのだ。
SONARをホスト、SSWをクライアントにすれば、MIDIによるバックトラックはSSWのアレンジ機能でさくっと作って、ギターやボーカルの録音をSONAR側でやる、なんてことが苦労なくできるのだ。両者を使う際にもMIDIファイルのやりとりなんてもうしなくていいというわけ。
ギターの練習用環境もこんな感じでやるとけっこうよさそうだ。SSWにはギターアンプシミュレーターなんかは搭載されてないから、こういう割り振りになるのは必然。
SONARだけでバッキングを作るのはけっこう面倒だったので、SSWなら非常に楽になるはず。SONARで適当に作る、といってもアルペジエイターくらいしかデータ入力支援はなかったしね。
ReWire対応は9 Professionalから降りてきた機能。これを9 Standardで削らなかったのはインターネットえらい。トラック数とかVSTの制限なんかはこれに比べたらなんでもない(まあ、ほかのDAWとの併用という視点から見れば、という制限つきの話かもしれないけど)。
まあ、両者を同時使用ってのがどれくらい快適かは実際に試してみないとわからないところ。体験版が出たら試してみようと思う。